ユーロ高が欧州の資産価格に悪影響を及ぼし始めている可能性も指摘される=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/08/04 01:08
 きょうも為替市場はドル買いが優勢となる中でユーロドルは戻り売りが続いている。一時1.16ドル台に下落する場面もみられたものの、下値での押し目買いも入り、1.17ドル台半ばまで戻す展開が見られている。ユーロ強気派にとっては下がったところは絶好の買い場として、買いを推奨する向きもいるようだ。本日の21日線が1.15ドル台前半にあり、調整ただ、という点だけから言えば、まだまだ下値余地はありそうだ。

 このところのユーロ高が欧州株のパフォーマンスに影響しているとの指摘も聞かれる。5月中旬以降、ユーロも上昇しているが、欧州株も上昇していた。ユーロ建で見た場合、最初は米国株よりパフォーマンスが上回っていたが、ここ数日は米国株のほうがパフォーマンスが良いという。ユーロ高が欧州の資産価格に悪影響を及ぼし始めている可能性も指摘していた。ユーロドルで1.20ドルを超えるようであれば、ECBも看過しないとの見方も出ている。

EUR/USD 1.1750 EUR/JPY 124.68 EUR/GBP 0.9001

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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