きょうもドル買い戻しが続く ドル円は106円台半ばまで再び上昇=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが優勢となっており、ドル円は買い戻しが続いている。東京時間に実需買いから一旦106.40円付近まで上昇したものの、その後は戻り売りに押され、105.60円近辺まで押し戻されていた。しかし、NY時間に入って再び買い戻しが強まり、東京時間の高値付近まで上昇する場面も見られている。
先週末に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告からロイター通信が算出したドルの金額ベースの売り越しは242.7億ドルと2011年8月以来の水準まで増加している。感染第2波が依然として収束を見せず、夏休みシーズン入りということもあり、週末の米雇用統計を前にポジション調整が一斉に入っている可能性もありそうだ。
先月はドルインデックスが4%下落するなどドル安に過熱感も見られていたことから、あくまで短期的な調整の動きと見ている向きが多い。ドル円についても、流れが変化したとの見方も少ない中で、106.50円水準から上の抵抗も強いようだ。
感染第2波は依然として収束の気配を見せず、米追加支援策も先週失効した失業給付の上乗せ措置で共和党と民主党の対立が続いており成立はなお難航している。共和党は国民の労働意欲が落ちるとして週200ドルの上乗せへの縮小を主張しているが、民主党は従来通りの週600ドルを求めている。一方、1200ドルの再給付については一致しているようだ。
21日線が106.60円付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
USD/JPY 106.14
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
先週末に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告からロイター通信が算出したドルの金額ベースの売り越しは242.7億ドルと2011年8月以来の水準まで増加している。感染第2波が依然として収束を見せず、夏休みシーズン入りということもあり、週末の米雇用統計を前にポジション調整が一斉に入っている可能性もありそうだ。
先月はドルインデックスが4%下落するなどドル安に過熱感も見られていたことから、あくまで短期的な調整の動きと見ている向きが多い。ドル円についても、流れが変化したとの見方も少ない中で、106.50円水準から上の抵抗も強いようだ。
感染第2波は依然として収束の気配を見せず、米追加支援策も先週失効した失業給付の上乗せ措置で共和党と民主党の対立が続いており成立はなお難航している。共和党は国民の労働意欲が落ちるとして週200ドルの上乗せへの縮小を主張しているが、民主党は従来通りの週600ドルを求めている。一方、1200ドルの再給付については一致しているようだ。
21日線が106.60円付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
USD/JPY 106.14
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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