エバラ食品工業<2819>は7月31日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.9%増の123.70億円、営業利益は同129.6%増の10.46億円、経常利益は同126.3%増の10.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同131.0%増の7.05億円となった。
食品事業の売上高は前年同期比1.9%増の104.17億円となった。家庭用商品は前年同期売上高を上回った。肉まわり調味料群については、2020年2月に32年ぶりの新テイストを展開し、ラインアップを強化した『黄金の味』が精肉の家計消費量の増加も追い風となり好調に推移したほか、『極旨焼肉のたれ』や『おろしのたれ』も同様に売上を伸ばし、前年同期実績を上回った。鍋物調味料群は、汎用性を訴求している『すき焼のたれ』や『プチッと鍋』が内食需要の高まりを背景に売上を伸ばし、前年同期実績を上回った。野菜まわり調味料群については、『浅漬けの素』が堅調に推移し、前年同期実績を上回った。その他群は、チルド商品の売上が連結対象外となったなか、『プチッとうどん』や『横濱舶来亭カレーフレーク』が好調に推移し、前年同期実績を上回った。業務用商品は前年同期売上高を下回った。主要販売先である外食産業において、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請により来店客数が大きく低下したことに加え、海外事業も、各国の感染症対策による営業活動の制限等が影響し、肉まわり調味料群、スープ群及びその他群ともに売上が低調に推移した。
物流事業の売上高は前年同期比5.5%増の15.68億円となった。既存顧客の倉庫保管需要の取り込みにより取引を伸長させたほか、内食需要の高まりを背景に食品メーカーを中心に共同配送の取扱量が増加した。
その他事業の売上高は前年同期比9.8%減の3.84億円となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、広告宣伝事業がイベント中止等の影響を受けたほか、人材派遣事業において試食販売員の派遣機会の低下等が響いた。
利益面については、売上高の増加や商品構成の変化等による売上原価率の低減に加え、政府や各自治体の外出自粛要請により旅費交通費等が未使用となった影響もあり、前年同期実績を大きく上回る数値で着地した。
2021年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想については、売上高は前計画比1.1%増の251.00億円、営業利益は同93.4%増の14.50億円、経常利益は同87.9%増の15.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同97.5%増の9.90億円に上方修正している。
なお、2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による影響の長期化に伴う業務用商品等への業績影響を織り込んだ結果、売上高は前期比2.2%減の500.95億円、営業利益は同26.3%減17.02億円、経常利益は同24.9%減の17.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.7%減の11.75億円とする期初計画を据え置いている。
<NB>
食品事業の売上高は前年同期比1.9%増の104.17億円となった。家庭用商品は前年同期売上高を上回った。肉まわり調味料群については、2020年2月に32年ぶりの新テイストを展開し、ラインアップを強化した『黄金の味』が精肉の家計消費量の増加も追い風となり好調に推移したほか、『極旨焼肉のたれ』や『おろしのたれ』も同様に売上を伸ばし、前年同期実績を上回った。鍋物調味料群は、汎用性を訴求している『すき焼のたれ』や『プチッと鍋』が内食需要の高まりを背景に売上を伸ばし、前年同期実績を上回った。野菜まわり調味料群については、『浅漬けの素』が堅調に推移し、前年同期実績を上回った。その他群は、チルド商品の売上が連結対象外となったなか、『プチッとうどん』や『横濱舶来亭カレーフレーク』が好調に推移し、前年同期実績を上回った。業務用商品は前年同期売上高を下回った。主要販売先である外食産業において、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請により来店客数が大きく低下したことに加え、海外事業も、各国の感染症対策による営業活動の制限等が影響し、肉まわり調味料群、スープ群及びその他群ともに売上が低調に推移した。
物流事業の売上高は前年同期比5.5%増の15.68億円となった。既存顧客の倉庫保管需要の取り込みにより取引を伸長させたほか、内食需要の高まりを背景に食品メーカーを中心に共同配送の取扱量が増加した。
その他事業の売上高は前年同期比9.8%減の3.84億円となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、広告宣伝事業がイベント中止等の影響を受けたほか、人材派遣事業において試食販売員の派遣機会の低下等が響いた。
利益面については、売上高の増加や商品構成の変化等による売上原価率の低減に加え、政府や各自治体の外出自粛要請により旅費交通費等が未使用となった影響もあり、前年同期実績を大きく上回る数値で着地した。
2021年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想については、売上高は前計画比1.1%増の251.00億円、営業利益は同93.4%増の14.50億円、経常利益は同87.9%増の15.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同97.5%増の9.90億円に上方修正している。
なお、2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による影響の長期化に伴う業務用商品等への業績影響を織り込んだ結果、売上高は前期比2.2%減の500.95億円、営業利益は同26.3%減17.02億円、経常利益は同24.9%減の17.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.7%減の11.75億円とする期初計画を据え置いている。
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