ダウ平均は5日ぶり反落 きょうもIT・ハイテク株には利益確定売り=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/07/16 23:27
NY株式16日(NY時間10:16)
ダウ平均   26776.72(-93.38 -0.35%)
ナスダック   10413.56(-136.94 -1.30%)
CME日経平均先物 22770(大証終比:+10 +0.04%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反落して始まっている。この日発表になった中国の小売売上高が予想外の減少となったほか、取引開始前に発表された米新規失業保険申請件数が予想以上に増えていたことも圧迫している。カリフォルニアやフロリダなど感染第2波が拡大している州の申請が増えたようだ。

 一方、同時に発表になった6月の米小売売上高は予想以上の改善を示していた。ただ、市場では米個人消費については、新型ウイルス対策で週600ドル追加されている失業給付が今月末で期限を迎えることから、今後の行方については不透明だとの指摘も出ている。

 きょうもIT・ハイテク株中心に利益確定売りが優勢となっている。感染第2波の拡大が続いているにも関わらず、ワクチン開発への期待などで非常に先行きに楽観的だった市場だが、カリフォルニア州では一部再封鎖が実施されるなど、経済再封鎖への不安も高まり始めており、決算が本格化する前にIT・ハイテク株中心にポジション調整の動きが出ているようだ。ナスダックは1%超下落して始まっている。

 なお、引け後の決算ではネットフリックスが予定されている。

アルファベット(C) 1495.15(-18.49 -1.22%)
フェイスブック 237.55(-2.73 -1.14%)
ネットフリックス 518.14(-5.12 -0.98%)
テスラ 1485.51(-60.50 -3.91%)
アマゾン 2948.00(-60.87 -2.02%)
エヌビディア 401.21(-7.88 -1.93%)
ツイッター 34.52(-1.15 -3.22%)

ダウ採用銘柄
J&J 147.15(-1.11 -0.75%)
P&G 124.52(+0.02 +0.02%)
ダウ・インク 43.76(+0.43 +0.99%)
ボーイング 182.09(-5.85 -3.11%) 
キャタピラー  139.25(+0.89 +0.64%) 
レイセオン  62.28(-0.66 -1.05%) 
ビザ 193.55(-3.01 -1.53%) 
ナイキ 97.69(-0.85 -0.86%)
ウォルグリーン 41.02(+0.32 +0.79%) 
3M 159.47(+0.14 +0.09%) 
エクソンモビル  44.03(-0.61 -1.36%) 
シェブロン 87.95(-0.94 -1.06%) 
コカコーラ 46.30(-0.10 -0.22%) 
ディズニー 118.56(-2.34 -1.94%) 
マクドナルド 192.10(+0.33 +0.17%) 
ウォルマート 131.62(-0.38 -0.29%)
ホームデポ 259.35(+1.55 +0.60%)
JPモルガン 99.75(+0.02 +0.02%)
トラベラーズ  121.32(+2.18 +1.83%)
ゴールドマン  218.13(+1.23 +0.57%)
アメックス 97.40(+0.04 +0.04%) 
ユナイテッドヘルス 310.00(+5.93 +1.95%)
IBM 123.44(+0.44 +0.36%)
アップル  385.42(-5.48 -1.40%)
ベライゾン 55.18(+0.12 +0.22%)
マイクロソフト  203.94(-4.10 -1.97%)
インテル 58.65(-0.38 -0.64%)
ファイザー 35.43(-0.29 -0.81%)
メルク 79.03(-0.41 -0.52%)
シスコシステムズ 45.28(-1.13 -2.42%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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