シュッピン Research Memo(2):カメラや高級腕時計など「価値ある新品と中古品」に特化したEC事業を展開

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/16 15:42
■事業概要

シュッピン<3179>は、カメラや高級腕時計など「価値あるもの(新品と中古品)」に特化したEC(eコマース)企業である。EC市場の拡大等を追い風として、専門性の高い商材に特化したポジショニングやインターネットを活用した独自の事業モデルの確立(詳細は後述)により、高い成長を実現してきた。

現在のWeb会員数は約45.6万名(2020年3月末)。毎月4,000名前後の新規会員獲得により順調に積み上げてきた。一方、店舗数は1商材1店舗を基本方針とし、東京都内に4店舗を構えている。ECと店舗の売上比率はおおむね6:4であるが、店舗はEC事業を補完する機能として位置付けている。また、「新品」と「中古品」の売上比率はおおむね1:1で安定しているが、それぞれに重要な役割を担っており、相互に作用しながら相乗効果を生み出してきた。

事業セグメントは、「カメラ事業」「時計事業」「筆記具事業」「自転車事業」の4つで構成されており、主力の「カメラ事業」が売上高の67.2%、営業利益(調整前)の79.6%を占める※。ただ、足元ではレディース高級腕時計の強化やグローバル展開などにより「時計事業」も伸びている。

※カメラ事業は「Map Camera」、時計事業は「GMT」及び「BRILLER(ブリエ)」(2019年12月にオープンしたレディース腕時計専門サイト)、筆記具事業は「KINGDOM NOTE」、自転車事業は「CROWN GEARS」の屋号にて展開している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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