ユーロドルは1.14ドル台回復 米国とユーロ圏との状況格差に着目も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/07/15 01:36
 きょうのNY市場はリスク選好の雰囲気が強まる中、ユーロドルは買いが優勢となっており、先月10日以来の1.14ドル台を回復している。先月10日の高値は1.1420ドル付近だが、その水準が目先の上値メドとして意識される。経済再開後の感染第2波を巡るリスクに市場の焦点が集まる中で、ユーロドルは買い戻しが強まっており、21日線を上放れる展開が見られている状況。

 経済再開後の米国とユーロ圏との状況格差もユーロドルのフォローとなっているとの指摘も聞かれる。一部の米州での感染第2波の拡大とは対照的に、封鎖措置の緩和後でも、欧州の主要国での蔓延は抑制されており、短期的には米経済とユーロ圏経済との間に回復スピードの格差が生じる可能性があるという。封鎖措置を再度導入することなくユーロ圏が回復を続けられれば、ドルに対するユーロの相対的な魅力は増すと指摘した。

EUR/USD 1.1402 EUR/JPY 122.25 EUR/GBP 0.9086

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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