ポンドも一本調子の上げ マイナス金利の効果には否定的な意見も＝ＮＹ為替

　ポンドドルはＮＹ時間に入って一本調子の上げを続けており、１．２４ドル台後半まで上げ幅を広げている。きょうの上げで１００日線付近まで戻しているが、２１日線が１．２５ドル台前半に来ており、目先の上値メドとして意識される。

　市場では英中銀がマイナス金利を採用するのではとの見方も出ているものの、副作用や効果を考慮すれば、違う選択肢の方が有効との意見も聞かれる。中小企業の資金調達を支援するような政策のほうが好ましく、その意味では年内に追加で５００億ポンドの量的緩和（ＱＥ）も期待されるという。

　なお、ポンド円も買い戻しが続いており、１３４円台を回復している。

GBP/USD　1.2473　GBP/JPY　134.13　EUR/GBP　0.9022

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美