【週間注目3選】旬の材料内包で物色期待のある銘柄を監視◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/06/20 07:00

旬の材料内包で物色期待のある銘柄を監視

◆ウェルビー
 就労希望の障害者に職業訓練や求職活動などの支援サービスを行っている。直近では高い抗菌効果が期待されるダチョウ抗体配合スプレー「V BLOCK SPRAY」の販売権利を有するファンライクジャパンと取引基本契約を締結。クレアに続きダチョウ関連銘柄となり株価は乱高下している。全体相場に停滞感が漂う中、循環物色が向いてくる期待があり監視中。

◆芦森工業
 消防用ホース大手、自動車向けシートベルトやエアバッグが主力。自動車向け製品は不調だが防災関連が堅調とのことで17日に決算発表を通過しアク抜け感あり。また、電線地中化における電力ケーブルの間接冷却システム用ホースを開発している。東京都知事選の最中で小池都知事が進める無電線化が物色テーマとなる可能性あり。

◆オロ
 クラウドソリューション事業とデジタルトランスフォーメーション(DX)事業が主軸。プロジェクトの案件管理や損益情報を一元管理できるクラウドは豊富な導入実績があり顧客企業から高評価を得ているようだ。DX事業ではデジタル技術を活用した業務効率化・マーケティング効率化で新たなビジネスモデルの創出やサービスの変革に努めている。進化する在宅勤務や働き方改革、業界で加速するデジタルトランスフォーメーションによる生産性向上・業務効率化の流れに乗る銘柄だ。今人気のテーマとなっているデジタルトランスフォーメーション関連の割には株価は4月から低迷しており出遅れ感あり。今後の物色対象になり得るだろう。

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配信元: 達人の予想