【マーケット雑感】日銀、大規模緩和の維持決定を好感◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

投稿:2020/06/16 13:39

日銀、大規模緩和の維持決定を好感

日銀は本日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和政策の維持を決めた。

新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した経済活動は徐々に再開しつつある。5月までにコロナ対応で導入した企業の資金繰り支援などを続けつつ、効果を見極める考えだ。

グローベックスNYダウ先物も現在507ドル高く、引き続き今晩のNY市場の期待感が先行し、日経平均は903円高と昨日の下げを取り戻している。

現在の相場は一日の値幅が大きく、これは日によって強弱感が対立している証拠。

~常に冷静な投資家になろう~

相場で大事なことは“今を知る”こと。

今とは何か、それは「現在性」である。

相場の現在性とは何か、

①今が強いのか、弱いのか…『相場の強弱』を知ることである。

強弱からは、②上なのか、下なのか…『方向性』を知ることができる。

次に、方向性が分かれば、③どの程度へ行きそうか…『水準』を考えることができる。

これらの簡単なアプローチを知れば、相場の騰落に一喜一憂することがなくなるだろう。

そのためには、価格の変動により“今が今でなくなる”ときを予測(察知)することが大事である。

“上げ続けた相場は何れ下げに転じ、下げ続けた相場は何れ上げに転じる”ことから『相場の変化』に対応すべきポイント(波動と値幅と時間関係)に留意することが重要となる。

株式投資とは、常時“不安と期待”の狭間に身を置くことから、どちらに動くかを察知することが大切。

したがって、転ばぬ先の杖で憂いに備えるために過去の動きから未来を観測するチャート分析は大事である。

大石やすし
人とAIの二刀流ーあすなろ投資顧問 CEO
配信元: 達人の予想