ダウ平均は700ドル超上昇 米雇用統計が予想外の強さ=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/06/05 22:53
NY株式5日(NY時間09:40)
ダウ平均   27002.24(+720.42 +2.74%)
ナスダック   9744.84(+129.03 +1.33%)
CME日経平均先物 23165(大証終比:+405 +1.75%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に5日続伸して始まっている。寄り付きから買いが先行し、ダウ平均の上げ幅は一時749ドル高まで拡大した。取引開始前に発表になった5月の米雇用統計が予想外の強さだったことがリスク選好の雰囲気を加速させている。非農業部門雇用者数(NFP)は250万人増と予想外の増加となったほか、失業率は13.3%と予想外に前回から低下した。

 各州が段階的に経済再開を実施する中で、予想以上に復帰した労働者が数多く出たようだ。特にレジャーやホスピタリティ、バーやレストランの従業員の職場復帰が顕著に見られる。その分野の労働者は約120万人が職場復帰しており、NFPの増加幅の約半分を占める。前回は750万人減少していたが、その反動が出たようだ。

 引き続き航空株や銀行株、産業株など新型ウイルス感染で苦戦が伝えられていたセクターを中心に買い戻しが膨らんでいる。前日急伸したアメリカン航空はきょうも一時30%超急伸。

 IT・ハイテク株も総じて堅調だが、外出規制から恩恵を受けていた銘柄には利益確定売りも見られている。

アメリカン航空 21.47(+4.75 +28.40%)

アルファベット(C) 1416.37(+4.19 +0.30%)
フェイスブック 227.19(+0.90 +0.40%)
ネットフリックス 409.74(-4.59 -1.11%)
テスラ 873.78(+9.40 +1.09%)
アマゾン 2457.91(-2.69 -0.11%)
エヌビディア 350.86(+0.20 +0.06%)
ツイッター 34.62(+0.90 +2.67%)

ダウ採用銘柄
J&J 147.13(+0.40 +0.27%)
P&G 116.37(+0.32 +0.27%)
ダウ・インク 45.43(+2.72 +6.53%)
ボーイング 200.25(+15.95 +9.21%) 
キャタピラー  136.39(+7.43 +5.85%) 
レイセオン  72.53(+5.02 +7.44%) 
ビザ 196.71(+3.07 +1.56%) 
ナイキ 103.99(+2.71 +2.60%)
ウォルグリーン 45.72(+1.52 +3.49%) 
3M 167.12(+4.57 +2.83%) 
エクソンモビル  52.56(+3.46 +7.03%) 
シェブロン 100.74(+4.46 +4.59%) 
コカコーラ 48.61(+0.69 +1.44%) 
ディズニー 126.95(+3.26 +2.67%) 
マクドナルド 199.52(+6.28 +3.25%) 
ウォルマート 121.21(-0.90 -0.73%)
ホームデポ 253.31(+4.36 +1.74%)
JPモルガン 112.31(+5.87 +5.62%)
トラベラーズ  121.50(+3.50 +3.06%)
ゴールドマン  218.80(+3.98 +1.89%)
アメックス 114.50(+7.96 +7.55%) 
ユナイテッドヘルス 303.21(+5.13 +1.68%)
IBM 133.96(+5.07 +3.93%)
アップル  326.24(+3.92 +1.21%)
ベライゾン 57.39(+0.17 +0.30%)
マイクロソフト  184.27(+1.35 +0.73%)
インテル 63.59(+0.62 +1.00%)
ファイザー 36.19(+0.18 +0.50%)
メルク 82.30(+0.75 +0.91%)
シスコシステムズ 47.80(+0.94 +1.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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