ユーロドルは1.12ドルうかがう動き ドイツが最大1000億ユーロの刺激策模索との報道も=NY為替
きょうも為替市場はドル売りが優勢となる中、ユーロドルの買い戻しが加速しており、1.12ドルをうかがう動きが見られている。200日線を上放れる展開が続く中で、1.1150ドルの水準は意識されていたポイントだったが、その水準を突破したことでテクニカル的にも弾みがついたとの声も出ているようだ。
ただ、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは、買われ過ぎの水準である70に接近しており、そろそろ過熱感も否めない状況ではある。ただ、全体的なドル売りの流れがユーロドルを支えているようだ。この日はメルケル独首相が与党の党員に対して、第2次の景気刺激策で譲歩を求めているとの報道が伝わったこともユーロをサポートしている模様。報道では、ドイツ政府は最大1000億ユーロの第2次景気刺激策を模索するという。
欧州委員会が提示した7500億ユーロ規模の復興基金設立への期待がユーロドルの流れに変化をもたらしているが、それはドイツ債利回りにも見られ、独2年債利回りは上昇を続けており、米2年債との利回り格差も縮小している。また、新型ウイルス感染の危機時にはユーロと独2年債利回りには負の相関関係が見られていたが、ここ数週間、それが正の相関に戻る現象が見られている。
EUR/USD 1.1183 EUR/JPY 121.35 EUR/GBP 0.8917
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ただ、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは、買われ過ぎの水準である70に接近しており、そろそろ過熱感も否めない状況ではある。ただ、全体的なドル売りの流れがユーロドルを支えているようだ。この日はメルケル独首相が与党の党員に対して、第2次の景気刺激策で譲歩を求めているとの報道が伝わったこともユーロをサポートしている模様。報道では、ドイツ政府は最大1000億ユーロの第2次景気刺激策を模索するという。
欧州委員会が提示した7500億ユーロ規模の復興基金設立への期待がユーロドルの流れに変化をもたらしているが、それはドイツ債利回りにも見られ、独2年債利回りは上昇を続けており、米2年債との利回り格差も縮小している。また、新型ウイルス感染の危機時にはユーロと独2年債利回りには負の相関関係が見られていたが、ここ数週間、それが正の相関に戻る現象が見られている。
EUR/USD 1.1183 EUR/JPY 121.35 EUR/GBP 0.8917
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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