日経VI:変わらず、米中懸念緩和と米暴動デモなど好悪材料入り混じる

配信元:フィスコ
投稿:2020/06/01 16:31
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比0.00pt(上昇率+0.0%)の27.60ptと変わらずとなった。なお、高値は28.76pt、安値は27.59pt。本日の東京市場では懸念されていたトランプ米大統領の会見が穏当に終わったことや東京都で商業施設などの休業要請が解除される「ステップ2」に移行したことなどが好感され、225先物は節目の22000円を大きく超える上昇を見せた。ただ、米国で白人警官の暴行による黒人死亡事件の暴動デモが広がっていることや急ピッチでの株価上昇に対する高値警戒感もあり、日経VIは上昇した後にもみ合い、結局、前週末比で変わらずとなった。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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配信元: フィスコ