米債利回りやや低下=米債券概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/30 06:55
 米中対立の激化への懸念などから、米国債は若干買いが優勢となった。ベンチマークとなる10年債利回りはNY朝の0.68%台から0.6412%まで下落し、0.65%台で引けている(利回り低下=債券価格上昇)。
 パウエルFRB議長のWEB討論会では、これまで同様にマイナス金利について、米国にとっては適切ではないと否定的な姿勢を示した。今後について、財政支援が必要で、金融政策だけでは不十分という姿勢を示し、債券価格を支える格好に。 
 トランプ大統領の会見では、中国への不満が見られたものの、即時の制裁発動には至らず慎重な姿勢が見られ、影響は限定的に。

米国債利回り(NY時間17:50)
2年債   0.160(-0.010)
10年債  0.653(-0.037)
30年債  1.406(-0.046)
期待インフレ率  1.143(-0.035)
※期待インフレ率は10年債で算出


MINKABU PRESS 山岡和雅

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