○〔米株式〕NYダウ、小幅続落=米中関係悪化を懸念(29日)☆差替

配信元:時事通信社
投稿:2020/05/30 06:18
 【ニューヨーク時事】週末29日のニューヨーク株式相場は、香港をめぐる米中関係悪化への懸念から小幅続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比17.53ドル安の2万5383.11ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は120.88ポイント高の9489.87で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比13億8499万株増の24億7200万株。
 中国の全国人民代表大会(全人代)は28日、反体制活動を厳しく取り締まる「国家安全法」を香港に導入する方針を採択して閉幕した。これを受け、トランプ米大統領は、中国について29日に記者会見を行うと表明。何らかの対抗措置が発表されて米中関係が悪化することへの懸念が広がり、この日のダウは売り優勢で始まった。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響による低調な米経済指標も株価を下押しした。米商務省が朝方発表した4月の個人消費支出(PCE)は前月比13.6%減と、1959年に集計を始めて以来最大の落ち込みとなった。米ミシガン大学発表の5月の消費者信頼感指数(確報値)は72.3と、市場予想を下回った。
 ただ、トランプ大統領が午後に開いた会見を挟んで相場は乱高下した。香港に認めてきた特別な地位を剥奪するといった発言でダウは会見中に一時368ドル安と日中安値を記録したが、中国に対する経済制裁への言及がなかったことを受けて一気にプラス圏に浮上し、82ドル高まで値を伸ばした。その後のダウは前日終値を挟んで一進一退の展開となった。
 個別銘柄(暫定値)では、レイセオン・テクノロジーズが4.1%安、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が3.1%安、ボーイングが2.7%安。金融株も安く、JPモルガン・チェースは2.6%安、ゴールドマン・サックスは1.7%安となった。一方、シスコシステムズは4.9%高と急伸。ベライゾン・コミュニケーションズとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスもそれぞれ3.0%高、2.7%高と買われた。(了)
[時事通信社]
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