【後編】二番底への備え・米中摩擦再燃！？～相場の声に耳を傾けるべし-あすなろ投資顧問CEO大石やすし

二番底への備え・米中摩擦再燃！？～相場の声に耳を傾けるべし～

●仮に二番底の可能性
＊新たなる新型ウィルスの出現・東日本大震災クラスの地震・想定以上の中東や米中での地誌学的リスクの高まり。
＊現在の予測よりも悪い方向に向いて行くと市場が判断した時（更なる企業の損失拡大。大幅なワクチの開発遅れを確認）
大事な水準PBR１倍は20400円、二番底とは前回指摘した安値近辺。4/3の17646円。

●重要スケジュール
6/4 ECB理事会
6/5 雇用統計
6/9.10 FOMC・マイナス金利の導入FFレート21年夏
6/10 サミット・6/12　メジャーSQ裁定売り残のロール（乗り換え）見極め。　
6/15.16 日銀政策決定会合　6月末:英、EU離脱移行期間延長決定期限

★「NY市場と米中関連」

●元安に関して
2008年２月以来人民元の中心レートを1ドル＝7.1209元　昨年の8月がトラウマ1000円日経平均は下落。
【香港国家安全法】香港の治安維持の法律を中国政府主導で制定「一国二制度」警戒
米上院は、米国の会計基準に従わない中国企業の上場廃止につながる法案を可決。
米上院議員は【香港国家安全法】に関与した中国共産党当局者や組織および対象組織と取引する銀行に制裁を加える法案を提出。

●台湾TSMCがファーウェイに変わり矢面に立つ　
15日、米アリゾナ州に半導体製造工場を建設する120億ドルの計画。TSMCの売上高は米国から約60％、中国から約20％。米政府がファーウェイへの重要なサプライヤーへの支配力を強めようする試みと受け止る。台湾TSMCを米中で取り合い。

★海外のヘッジファンド動向
150兆円の待機資金
今回の急な戻りで買えていない。どこかでわざと一回急落を仕掛けて、安値買いのタイミングを作る。コロナ第二波で二番底、やっぱり来たと弱気に傾きやすいがそこは全力買い。

調整に入りやすい局面なので急騰銘柄などに飛びつかぬよう十分注意してください。
相場の本質は負けない事。
下半期もしっかり儲ける為に、ご参考にしてください。


完