リジェネロンが下落 筆頭株主の仏サノフィが保有株を売却の方針=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/27 02:49
 リジェネロン・ファーマシューティカルズが下落。筆頭株主の仏サノフィが保有株約130億ドル相当を売却する方針を示した。サノフィはがん治療など急成長分野に投資する資金を確保するねらい。リジェネロンは50億ドル相当をサノフィから自社株買いすることで合意。サノフィはこれとは別に約1280万株を売却する計画。ヘルスケア業界での売り出しでは過去最大規模となる。仏サノフィは約2320万株(20.6%)を保有しているが、売却後も約40万株は保有し続ける予定。

 これについてアナリストからはサノフィのボルトオン買収の動きは思慮深い動きと評価している。リジェネロンからの収益の損失は1株利益を5~6%下押しするものの、サノフィの戦略的な柔軟性を増大させ、長期的な価値創造につながる可能性があると述べた。

(NY時間13:31)
リジェネロン 540.01(-29.90 -5.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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