東京株式(大引け)=529円高、宣言解除受け2万1000円台を回復

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/26 15:50
東京株式(大引け)=529円高、宣言解除受け2万1000円台を回復  26日の東京株式市場は主力株を中心にリスクオンの流れが加速し、日経平均は大幅続伸となりフシ目の2万1000円台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比529円52銭高の2万1271円17銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は14億7246万株、売買代金概算は2兆5326億3000万円。値上がり銘柄数は1734、対して値下がり銘柄数は384、変わらずは52銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場が休場で手掛かり材料に事欠くと思われたが、欧州株市場でドイツやフランスなどが大きく買われた流れをそのまま引き継ぐ形となった。また、国内では緊急事態宣言が全国的に解除されたことを受け、経済活動再開に対する期待が買いを誘導した。株式需給面では先物市場への買い戻しを足場にインデックス買いが入り全体を押し上げた。取引時間中に為替が円安方向に振れたことや、香港株などをはじめアジア株市場も総じて堅調な値運びをみせたことで投資家心理を強気に傾けた。業種別では33業種全面高で空運や海運株などの上昇が目立った。日経平均は2万1200円台まで上値を伸ばし約2カ月半ぶりの高値水準。全体売買代金も2兆5000億円台に膨らみ、全体の8割の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。

 個別ではファーストリテイリング<9983.T>が2000円を超える上昇、売買代金首位のソフトバンクグループ<9984.T>も高い。トヨタ自動車<7203.T>も商いを伴い上昇、JAL<9201.T>が活況高となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。東京エレクトロン<8035.T>レーザーテック<6920.T>など半導体関連やキーエンス<6861.T>などFA関連も上値を追った。日本ケミコン<6997.T>ペッパーフードサービス<3053.T>ジェイリース<7187.T>マーベラス<7844.T>などストップ高銘柄も相次いだ。

 半面、ソニー<6758.T>が冴えず、シマノ<7309.T>も値を下げた。味の素<2802.T>も売りに押され、スシローグローバルホールディングス<3563.T>も安い。フジクラ<5803.T>も水準を切り下げた。ベネッセホールディングス<9783.T>が急落したほか、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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