サインポスト(3996)“ウィズ・コロナ”で無人レジ需要増への期待高まるか◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/05/21 08:40

“ウィズ・コロナ”で無人レジ需要増への期待高まるか

【事業内容】
 金融機関や総務省をはじめとする公共・官公庁向けのシステム開発およびコンサルティングをサービス展開。先端のICT技術とナレッジを組み合わせてパッケージ化し、ソリューションを提供。バッチ処理高速化や独自の人工知能「SPAI」の強みを活かしてイノベーションを推進。世界初のAI搭載レジ『ワンダーレジ』を開発。

【業績面】
 業績面においては4/13に前期本決算を発表、売上高は前々期比20.9%減収、利益面は研究開発における先行投資費用が大幅増となり、赤字計上が続いた。なお、今期ガイダンスでも増収計画だが利益面は赤字拡大を見込んでいる。要因は他社に先駆けて開発したAI無人決済レジの『スーパーワンダーレジ』などの開発費が膨らむことだが、独自AIの「SPAI」と画像認識技術、物体追跡技術を活用し、ヒトと商品の動きを感知した上で、買い物カゴ内の商品データを基に無人レジで自動精算が行えるシステムは画期的。ウィズ・コロナや人手不足を解消する無人スーパーや無人コンビニの実現にも期待が寄せられるだろう。

【株価動向】
 株価は4/6の安値1074円を底値にして回復局面にあるが目先で75日移動平均線の壁を突破できるかが注目される。以前からJR東日本のベンキャピと半々の出資比率で、『スーパーワンダーレジ』の実用化に向けた開発を進めているほか、無人レジへの期待はこの新型コロナウイルスの広がりをうけてより高まったと言える。

配信元: 達人の予想

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