【マーケット雑感】ソフトバンクは本日、決算発表予定◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

投稿:2020/05/18 11:52

ソフトバンクは本日、決算発表予定

同社が本日15時に2020年1~3月期の連結決算を発表する。

また本日寄り前、自社株買いを実施すると発表しており、本日は好感されている。

上限は1億3500万株(発行済み株数の6.7%)、または5000億円で取得期間は20年5月18日から21年3月31日までとしている。足元は4月に約2346億円の自社株買いを実施していた。

自社株の買い付け期間は2021年3月15日までとしているが、3月に設けた上限5000億円の自社株取得枠の約半分を使い切っていた。(3月13日に発表)

その後同月23日には保有資産を最大4兆5000億円売却し、自社株買いと負債圧縮に充てる方針を明らかにしていた。

一部観測報道によると足元の業績は投資先の業績低迷をうけ、最終損益は約1兆4000億円の赤字の模様。

投資資金の回収計画にも変更が生じ、新たな「ビジョン・ファンド」立ち上げも凍結する方針である。

一方、4兆5000億円分の保有株を売却し、急落した株価を支える自社株買いと負債圧縮にあてるとしている。


先月30日には、2020年3月期の連結最終損益が9000億円の赤字(前の期は1兆4111億円の黒字)になったと発表。

すでに4月13日に7500億円の赤字だったと公表していたが、予想を引き下げた。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、出資するシェアオフィス「ウィーワーク」運営会社への金融保証について会計上の評価をやり直した結果である。

同社は米ウィーカンパニーの業績不振を受けて19年10月に、金融機関による協調融資など金融支援策をまとめていた。しかしコロナ対策のための外出規制がシェアオフィス事業の逆風になっている。

資金調達コストが上がる可能性などを加味して、負債の価値を再評価したと言う。

営業外損失が1兆円超(従来予想は8000億円)に膨らむ。追加損失は「ビジョン・ファンド」以外の投資で発生した。

サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、同社グループのビジョン・ファンドへの投資を担保に、約100億ドル(約1兆700億円)の借り入れを計画していると、関係者が明らかにした。

国外資産の取得に積極的なPIFは、1000億ドル規模のビジョン・ファンドへの一部投資を裏付けとするマージンローンについて複数の投資銀行と話し合いをしているが、まとまらない可能性もあり、ビジョン・ファンドがPIFの融資調達に反対することもあり得るという。

しかしPIFは17日の声明では「検討すらもしていない」と否定している。

同社ファンドを通して友好関係を続けてきた両者であるがここに来て負の回転が始まったとしたら、レバレッジ経営を続けてきた同社のビジネスモデルが崩壊する事態にもなりかねない。

孫氏が設立した1000億ドル(約10兆7000億円)規模の巨大投資ファンド、「ビジョン・ファンド」が新型コロナ流行の影響で損失を広げている。

ロイターの分析によると、ビジョン・ファンドの資本の半分以上はウイルス感染の拡大で打撃を受けている新興企業やそれ以前から問題が表面化していた新興企業に投じられている。

孫氏の「直観」投資が裏目に出たとの指摘もある。

主力の投資先である輸送分野では、配車サービスの利用が50%以上減少。同社が出資する新興企業6社は、新規株式公開(IPO)の計画を今年から来年に延期した。

同社はすでにビジョン・ファンドの損失が20年3月期に1兆8000億円に達するとの見通しを示している。

孫氏の「直観」で決めた米シェアオフィス大手ウィーワークへの出資は裏目となり、ビジョン・ファンドに多額の出資をしたサウジアラビアを中心に不安が広がっている。

投資先の企業が抱える問題は新型コロナに伴う経済崩壊で、同ファンドの投資戦略が抱えるリスクの高さが表面化した。

新たな巨大市場をいち早く制覇できるとみて、まだ成果の出ていない企業に巨額の資金を投じる投資スタイルについては、以前から極めてリスクが高いとの指摘が出ていた。

米ウーバー・テクノロジーズは3月、新型コロナ危機を乗り切る資金が十分にあると表明した。ただ、株価は2019年の上場時の公開価格を40%下回っている。

同社はビジョン・ファンドと別に、ウィーワークや衛星通信のワンウェブなどに直接投資も行っている。ワンウェブは3月に破産法適用を申請した。

同社が出資する新興企業のうち、オンラインストア構築サービスのビッグコマースなど少なくとも6社は、IPO計画を2021年に延期した。

更にビジョン・ファンドが出資し、今年IPO申請書類を非公開で提出した米料理宅配スタートアップのドアダッシュも、資本市場の不安定な動向を踏まえて計画を見直しているという。

ビジョン・ファンドは、出資を受けたサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)やアラブ首長国連邦(UAE)のムバダラに配当を支払っており、投資先企業のIPOは重要な資金調達手段である。

一部報道によるとPIFとムバダラはここ数週間に、ビジョン・ファンドのパフォーマンスや配当支払い能力に懸念を示したという。

4月中旬以降の同社の株価推移は、4500円を挟んだもみ合いで方向感が出ていない。

本日の決算発表で方向感が出る可能性がある。

大石やすし
人とAIの二刀流ーあすなろ投資顧問 CEO
配信元: 達人の予想
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