【マーケット雑感】相場の感応度を感じ取る◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

投稿:2020/05/12 16:19

相場の感応度を感じ取る

相場とは天の邪鬼で思い通りにならないところに難しさがあります。

日経平均は3/19の16358円を安値にして現在戻りを試してしる最中です。

4月に入り19000円を固める動きになると、いつ二番底が来るのかと杞憂する投資家が多く散見されました。

2/25から下落し始めた日経平均は3/19まで悪材料が出るたびに陰線(始まり値より終値が安い)を引き、前日のNY株安の影響などを過度に受けていました。

陰線になると言うことは先安感があり、今日より明日が安いと思うからその日の内に売ってしましたいと言う投資家心理が多いことを表します。

ところが、3/19を起点に日経平均は翌営業日の3/23から大きな陽線(始値より終値が高い)が本日まで何本も現れました。

陽線は先高感があり、今日より明日のほうが高くなりそうだから今日の内に買っておこうする投資家が多いことを表します。

ここからがポイントです。

3/23以降は東京オリンピック延期・全国非常事態宣言発令・米国の最悪の雇用統計・米国の予想4~6月のGDPマイナス40%など悪材料が出るたびに株価は買われました。

なぜでしょうか?

それは3/19時点で想定される悪材料をすべて織り込んで今後は、コロナ収束と景気回復期待が実体の悪材料よりも買い方の投資家はプラスに捉えているからです。

仮に更なる株価の下落や景気後退になりそうであれば各先進国の大規模金融緩和や追加の経済対策が出てきて、売り方は簡単には売れなくなってきたのです。

株価は3/19以降は教科書通りにはなっていません。

相場は理屈ではなく、何に一番反応して動いているかを見極める力を身に付けなければなりません。

その時々によって相場は何を嫌がり、何を好感するかは違って来るのです。

5/11の昨日の日経平均は戻り高値を更新して20534円まで買われました。

目先の上値観測は3/19の16358円から3/25の19564円まで上げた値幅の3206円が、直近安値の4/3の17646円から上に出ると20852円に繋がり易いのです。

抜ければ2/28~3/6にもみ合った21000円を目指します。

また、下値は直近安値である4/22の18858円の水準になります。

わたしは二番底は4/3の17646円であったと思います。

本日の経済専門誌に日経平均は【円高でも半年戻しの怪】と題して、3/19と比べ円高にも拘わらず足元の日経平均は上がりすぎていると解説しています。

これは現在の相場を受け入れずに、理屈で相場を捉えています。

【怪】でも何でも無いのです。

そもそも理屈通りに株価と為替などは動かないのが前提なので、何でも理屈が正しいと言うわけでは有りません。

現在の相場を受け入れて、相場の動きに合わせて今後を観測していきましょう。

【まとめ】 

常識を疑う常識を持ち、相場は何に一番反応して動いているかを見極める。

大石やすし
人とAIの二刀流ーあすなろ投資顧問 CEO
配信元: 達人の予想

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