ヴィスコ、前期経常を35%上方修正、未定だった配当は6.25円実施

配信元:株探
投稿:2020/04/20 15:00
 ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [東証2] が4月20日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の3.1億円→4.2億円(前の期は4.8億円)に35.5%上方修正し、減益率が35.7%減→12.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.4億円→2.5億円(前年同期は2.3億円)に75.3%増額し、一転して10.8%増益計算になる。

 業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は6.25円(前の期は6.25円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績 2020年3月期通期の売上高につきましては、米中貿易摩擦等の影響によ り、当社主要取引先である電子部品メーカー 及び半導体メーカーの設備投資への慎重な姿勢が続いたものの、売上高はほぼ計画並の見込です。一方、利益につきましては、一案件当たりの販売単価の上昇に伴い売上総利益率が向上し、また、開発部門におけるテーマの精査による開発効率化等、経費の抑制に努めた結果、計画を上回る見込となったため、業績予想を修正いたします。(2)個別業績 2020年3月期通期の売上高につきましては、当社主要取引先の設備投資に対する慎重な姿勢が続き、当初見込んでいた第4四半期の売上が翌期にずれ込む等により、売上高は計画を下回る見込です。一方、利益につきましては、前項同様の理由により、計画を上回る見込となったため、業績予想を修正いたします。

  当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と認識しており、将来の事業拡大に備えるための内部留保を重視しつつも、健全な財務体質の維持とのバランスを図りながら、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針としております。 2020年3月期の通期業績予想を踏まえ、本方針に基づき総合的に検討しました結果、当初未定となっておりました2020年3月期末の1株当たりの普通配当予想を6 円25銭とさせていただくものであります。 なお、当社は2018年12月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更することができましたことに対して、株主様への感謝をこめて、2019年3月期におきまして1株当たり1円25銭の記念配当、及び5円の普通配当により、一株当たり6円25銭の配当を実施させていただ いておりますが、2020年3月期の年間(期末)配当予想額は、前期記念配当1円25銭分を加え1株当たり6円25銭を普通配当と させていただく予定であります。 (注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績及び    配当は、今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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