ダウ平均は反発 現在のリバウンド相場の市場の見方はまちまち=米国株前半

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/04/09 00:57
NY株式8日(NY時間11:46)
ダウ平均   23232.71(+578.85 +2.56%)
ナスダック   8047.83(+160.57 +2.04%)
CME日経平均先物 19355(大証終比:+435 +2.27%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。きのうは一時900ドル超上昇したにもかかわらず、後半にかけて原油相場とともに失速し、結局下げて終了した。きょうも序盤は買い先行で始まったものの、すぐに戻り売りに押されたものの、プラス圏を維持し、上げ幅を広げる展開になっている。

 現在のリバウンド相場に関して、市場の見方は強弱まちまちで、新型ウイルス感染による都市封鎖などが、下期の経済にどの程度影響するかを確認したい段階。ウイルス拡大阻止の都市封鎖が終了すれば、景気は力強く回復するとの楽観的な見方の一方で、直近の上昇はベアマーケットラリーだとの指摘もあり、本格的な切り返しは慎重になるべきとの意見も聞かれる。

 株価指数は3月23日の安値から既に20%上昇している。金融危機時の2008年第4四半期には20%程度の切り返しが複数回見られたものの、結局、底値を付けたのは2009年3月だという。ただ、現状は手探りながらも、ポジティブな展開を期待している向きがやや多そうだ。

 ほぼ、全面高の展開となっており、銀行やエネルギー、IT・ハイテク株など幅広い銘柄に買いが膨らんでいる。

 きょうは午後にFOMC議事録の発表が予定されている。3月15日(日)の緊急会合の議事録だが、ゼロ金利政策を導入した会合。ただ、市場の反応は限定的になる可能性。その後に無制限量的緩和(QE)の実施もすでに発表しており、現段階で市場が特に、この会合からヒントを探らなければならないものはない。

 きょうもNY州の感染動向が公表されるものと思われるが、目先はその動向が注目される。

アルファベット(C) 1207.39(+20.88 +1.76%)
フェイスブック 171.63(+2.80 +1.66%)
ネットフリックス 373.64(+1.36 +0.37%)
テスラ 547.77(+2.32 +0.43%)
アマゾン 2027.15(+15.55 +0.77%)
エヌビディア 266.00(+6.97 +2.69%)
ツイッター 27.93(+2.32 +9.08%)

ダウ採用銘柄
J&J 139.40(+1.92 +1.40%)
P&G 114.51(+1.74 +1.54%)
ダウ・インク 34.06(+1.73 +5.35%)
ボーイング 152.04(+10.46 +7.39%) 
キャタピラー  123.78(+1.86 +1.53%) 
レイセオン  61.56(+3.80 +6.58%) 
ビザ 173.79(+5.20 +3.08%) 
ナイキ 85.22(+1.06 +1.26%)
ウォルグリーン 43.14(+0.36 +0.84%) 
3M 147.14(+2.54 +1.76%) 
エクソンモビル  42.37(+1.13 +2.73%) 
シェブロン 83.76(+2.84 +3.51%) 
コカコーラ 46.78(+0.27 +0.58%) 
ディズニー 102.01(+0.77 +0.76%) 
マクドナルド 179.18(+3.59 +2.04%) 
ウォルマート 122.00(+0.01 +0.01%)
ホームデポ 196.39(+4.10 +2.13%)
JPモルガン 93.18(+2.54 +2.80%)
トラベラーズ  104.70(+3.92 +3.89%)
ゴールドマン  173.50(+7.48 +4.51%)
アメックス 91.04(+3.46 +3.95%) 
ユナイテッドヘルス 258.00(+9.96 +4.02%)
IBM 117.11(+2.17 +1.89%)
アップル  265.32(+5.89 +2.27%)
ベライゾン 57.03(+0.05 +0.09%)
マイクロソフト  165.88(+2.39 +1.46%)
インテル 58.80(+0.40 +0.68%)
ファイザー 33.95(+0.34 +1.01%)
メルク 79.76(+1.20 +1.53%)
シスコシステムズ 41.45(+0.81 +1.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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