午前：債券サマリー 先物は反発、押し目買いで切り返す

　７日午前の債券市場で、先物中心限月６月限は反発。朝方の売りが一巡したあとは、押し目買いで切り返した。

　債券先物は売り先行でスタート。欧米での新型コロナウイルスの感染拡大のペースが鈍化しつつあるとの見方から、６日の米市場で安全資産とされる債券が売られたことが影響した。ただ、前日に大きく下落していたことから値ごろ感が意識されやすく、徐々に買いが優勢となった。ＮＨＫは政府の緊急経済対策の財源確保について「国債１６兆円余追加発行へ」と報じたが、相場への影響は特にみられなかった。なお、きょうは３０年債入札が実施される。

　午前１１時の先物６月限の終値は前日比１９銭高の１５２円３６銭となった。現物債市場で１０年債の利回りは、前日と比べ横ばいのゼロ％だった。

出所：MINKABU PRESS