概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まった

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/03 10:00
【ブラジル】ボベスパ指数 72253.46 +1.81%
2日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1286.76ポイント高(+1.81%)の72253.46で取引を終えた。70956.8から73861.00まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、海外市場の上昇が支援材料となった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。このほか、中国景気の早期回復期待の高まりを受け、対中輸出の回復観測が高まっている。一方、新型コロナウイルスの感染拡大の長期化観測などが指数の足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 2545.95 +2.92%
2日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比72.34ポイント高(+2.92%)の2545.95で取引を終了した。2470.85から2562.54まで下落した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、海外市場の上昇や中国景気の早期回復期待の高まりなども支援材料となった。一方、中盤は上げ幅を縮小させる場面はみられた。原油の生産量などをめぐる米ロ首相の会談結果を見極めたいとのムードが足かせとなった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 2780.64 +1.69%
2日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比46.12ポイント高(+1.69%)の2780.64ポイントと反発した。

習近平・国家主席の発言が買い安心感を誘う流れ。3月31日-4月1日にかけて浙江省を視察した際、「新型コロナウイルス防疫と経済発展を両立させる」と強調し、全産業の早期活動再開を目指す方針を示した。また、李克強・首相が3月31日、地方債の発行枠を前倒しで拡大すると発表するなど、景気対策のスタンスを強めたことも改めて評価されている。

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配信元: フィスコ