午前:債券サマリー 先物大幅続伸、新型肺炎感染拡大でリスク回避姿勢更に強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/02/28 12:08
 28日午前の債券市場で、先物中心限月3月物が大幅続伸。一時153円98銭と中心限月として19年11月以来の水準に上昇した。

 前日の米国市場で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた米長期金利が連日過去最低水準を更新した流れを引き継いだ。米企業が業績予想の未達発表を相次いだことが投資家心理を冷やし、ニューヨークダウ平均が過去最大の下げ幅を記録しており、相対的に安全資産とされる債券へ資金流入した。国内でもリスク回避姿勢が一段と鮮明となっている。この日は財務省による2年利付国債買い入れが予定されているが、無難な結果になるとの見方が多いようだ。

 午前11時の先物3月限の終値は前営業日比30銭高の153円96銭。出来高は1兆9190億円となった。現物債の利回りは、10年債が前営業日比0.035%低下のマイナス0.145%、20年債が同0.020%低下の0.190%だった。

出所:MINKABU PRESS
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