東京株式（寄り付き）＝新型肺炎の影響による世界同時株安受け波乱展開に

　２５日の東京株式市場は波乱安の展開で、寄り付きの日経平均株価は前営業日比４３７円安の２万２９４９円と大幅続落。

　新型肺炎の影響で世界同時株安の様相を強めており、前日の欧米株市場は軒並み急落となった。米国株市場ではＮＹダウが１０００ドルを超える下げをみせたほか、ナスダック総合指数が３５０ポイントあまりの暴落をみせており、東京市場でもこの影響から日経平均は大きく下値を探る展開を余儀なくされている。外国為替市場でもリスクオフのドル売り・円買いの動きが顕著で、アジア株市場の動向を横にらみに２万２０００円台前半での攻防が想定される。

　寄り付き時点で業種別では３３業種全面安で、値下がりで特に目立つのは鉱業、精密機器、空運、鉄鋼、建設など。

出所：MINKABU PRESS