２０日の株式相場見通し＝続伸、急速な円安進行が追い風に

　２０日の東京株式市場は、買い優勢の展開で日経平均株価は続伸となりそうだ。企業の業績が総じて低調ななかで新型肺炎による収益デメリットも懸念される状況にあるが、足もとでは米国株主導のリスク選好の流れに押し上げられる局面にある。前日の米国株市場でＮＹダウが反発し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は３日続伸で連日最高値を更新している。加えて、ここ急速にドル高・円安が進行、１ドル＝１１１円台前半までドルが買い進まれており、これが東京市場では主力株中心に強力な追い風として意識される。ただ、戻り売り圧力も強く、買い一巡後は伸び悩む可能性もありそうだ。

　１９日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１１５ドル８４セント高の２万９３４８ドル０３セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同８４．４３７ポイント高の９８１７．１８０だった。

　日程面では、きょうは２月の月例経済報告、１月の主要コンビニ売上高など。また、２０年物国債の入札も予定。海外では１月の米景気先行総合指数、２月の米フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、インドネシア中銀の政策金利発表など。

出所：MINKABU PRESS