ダウ平均は続伸 ウイルス感染への懸念根強い中、アップルを始め決算が相殺=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/01/30 00:02
NY株式29日(NY時間09:52)
ダウ平均   28841.43(+118.58 +0.42%)
ナスダック   9300.92(+31.24 +0.34%)
CME日経平均先物 23355(大証終比:-5 -0.02%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。コロナウイルス感染への懸念は依然として根強いものの、前日引け後に発表になったアップルを始め、企業の決算の発表が続いており、それへの期待感がウイルス感染への懸念を相殺している。

 アップルは新型アイフォーン11への旺盛な需要が見られ、予想を上回る決算や見通しを発表していた。ただ、期待が高まっているアイクラウドなどのサービス部門の収入は予想を下回っていた。

 一方、中国のウイルス感染に関しては、中国での死者が132人に拡大し、感染は前日時点で5974件、疑いが9239件と、2003年のSARSを上回っている。きょうは中国の習国家主席が世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と面会し、「中国はこの悪魔との戦いに勝つ自信があると」述べていたが、中国当局の対応への不信感は根強く、市場の警戒感は強いままの状況。

 きょうは午後にFOMCの結果が発表され、パウエル議長の会見も行われる。今回は特に変更もなく、前回の姿勢を踏襲してくるものと思われ、無難な通過も予想されている。

 なお、引け後の決算はマイクロソフト、フェイスブック、ラスベガス・サンズなどが予定されている。

アルファベット(C) 1453.43(+0.87 +0.06%)
フェイスブック 219.95(+2.16 +0.99%)
ネットフリックス 345.85(-2.67 -0.77%)
テスラ 572.00(+5.10 +0.90%)
アマゾン 1866.67(+13.42 +0.72%)
エヌビディア 248.16(+0.19 +0.08%)
ツイッター 33.62(+0.20 +0.60%)

ダウ採用銘柄
J&J 149.85(+0.35 +0.24%)
P&G 125.56(-0.47 -0.37%)
ダウ・インク 49.34(+2.18 +4.62%)
ボーイング 324.42(+7.86 +2.48%) 
キャタピラー  137.05(+0.31 +0.23%) 
ユナイテッド  152.43(-0.43 -0.28%) 
ビザ 203.23(+0.38 +0.19%) 
ナイキ 100.60(+0.19 +0.19%)
ウォルグリーン 52.71(-0.07 -0.12%) 
3M 163.99(-1.59 -0.91%) 
エクソンモビル  64.92(+0.27 +0.42%) 
シェブロン 111.26(+0.14 +0.13%) 
コカコーラ 56.70(-0.31 -0.54%) 
ディズニー 137.10(-1.27 -0.93%) 
マクドナルド 214.41(+4.02 +1.92%) 
ウォルマート 116.73(+0.13 +0.11%)
ホームデポ 234.85(+0.99 +0.43%)
JPモルガン 135.09(+0.66 +0.50%)
トラベラーズ  134.28(-0.11 -0.08%)
ゴールドマン  242.07(-0.51 -0.21%)
アメックス 132.37(-0.08 -0.06%) 
ユナイテッドヘルス 283.74(-2.13 -0.75%)
IBM 138.79(-0.76 -0.55%)
アップル  323.90(+6.21 +2.01%)
ベライゾン 60.38(-0.32 -0.53%)
マイクロソフト  166.73(+1.27 +0.78%)
インテル 67.36(+0.05 +0.08%)
ファイザー 37.99(-0.15 -0.37%)
メルク 87.06(+0.81 +0.94%)
シスコシステムズ 47.67(-0.10 -0.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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