東京株式（前引け）＝前日比１２円安、朝高後に値を消す

　２４日前引けの日経平均株価は前日比１２円７７銭安の２万３７８２円６７銭。前場の東証１部の売買高概算は４億８３２３万株、売買代金概算は８９６２億２９００万円。値上がり銘柄数は５５０、値下がり銘柄数は１４７８、変わらずは１３１銘柄だった。

　日経平均株価は寄り付きは反発してスタートし、９時１０分過ぎには一時、前日に比べ７０円強上昇する場面があった。しかし、買い一巡後は値を消し午前１０時過ぎにはマイナス圏に下落。新型肺炎への警戒感は強く、前引けにかけ小幅なマイナス圏で推移した。半導体関連や電子部品関連株は堅調な一方、銀行など金融株が安い。

　個別銘柄では、前日決算を発表した日本電産<6594.T>は朝高後に値を下げた。ファーストリテイリング<9983.T>や神戸物産<3038.T>、資生堂<4911.T>が安く、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株が軟調。スズキ<7269.T>やホンダ<7267.T>も値を下げた。半面、東京エレクトロン<8035.T>やディスコ<6146.T>、ＳＵＭＣＯ<3436.T>が高く、村田製作所<6981.T>やＴＤＫ<6762.T>が値を上げた。新型肺炎関連の川本産業<3604.T>は連日のストップ高となっているが、日本エアーテック<6291.T>や日本アビオニクス<6946.T>は安い。

出所：MINKABU PRESS