東京ゴムの押し目買いに注目 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

配信元:フィスコ
投稿:2020/01/23 10:11
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんはブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」で、21日の東京ゴムRSS3の値動きについて投資家による新規売りの急増から下落したと分析しており、『投資家の売り越し枚数は、前日比484枚増の1577枚となり、先月25日以来となる大幅売り越しポジションとなりました』と伝えています。

その反面で、21日の商社など当業者の売り越し枚数が大きく減少したとのことで、『商社など当業者が売り越しポジションを大量に手仕舞いし』たと解説。『ヘッジャーの立場にある商社など当業者にとって、「東京ゴムRSS3の190円台は、ヘッジ売りの魅力があまりない。」と判断したようなポジション変化となっていることは注目でしょう』との見解を伝えています。

米中貿易摩擦の影響から中国の自動車販売台数が減少したことが昨年の天然ゴム価格の圧迫要因となっておりましたが、『中国の2019年のタイヤ生産が前年比0.9%増と』なったことや、『昨年11月頃から中国の自動車生産台数が急増』したことから、『「上海ゴムの下値は限定的」と考えるべきかもしれません』と考察しています。

また、『中国では7月1日から自動車の排ガス基準が現状の国5から国6に引き上げられる』ことから『中国の自動車販売が急増する可能性も高まります』とのこと。

加えて『タイ気象庁は、「タイが間もなく過去10年間で最悪の干ばつに陥る可能性がある。」と警告して』いることから需要増かつ供給減が見込まれるため『「東京ゴムの押し目買い」に注目することも一考かもしれません』との見解です。

参考にされてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の1月22日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子


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配信元: フィスコ