午前:債券サマリー 先物は反発、リスクオフムード台頭で買い優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/01/21 11:44
 21日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。上海総合指数をはじめアジア各国の株式市場が下落するなか、安全資産とされる債券が選好された。

 債券先物は小高くスタート。20日の米市場はキング牧師誕生日の祝日で休場だったが、同日の欧州市場でドイツやフランスの長期金利が低下したことが追い風となった。その後は一時軟化する場面もあったが、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染者拡大への懸念などからアジア市場で株安が進むとリスクオフムードが台頭。国際通貨基金(IMF)が20日に改訂した世界経済見通しで、2020年の成長率が下方修正されたことも債券相場を押し上げた。

 午前11時の先物3月限の終値は前日比20銭高の152円14銭で、出来高は1兆3882億円となった。現物債の利回りは、10年債が前日比0.015%低下のマイナス0.010%、20年債が同0.020%低下の0.300%だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ