【中銀チェック】日銀金融政策決定会合は据え置き見込みも、展望レポートに要注目<日銀金融政策決定会合>
20日、21日に日銀金融政策決定会合が開催されます。
現状の金融政策の維持が見込まれており、会合結果自体の相場への影響は限定的と見られます。
15日に発表された日銀さくらレポート(地域経済報告)で、3地区が景気見通しを下方修正するなど、日本経済はやや冴えない状況となっていますが、日銀が声明などで懸念を示している「物価安定目標に向けたモメンタム棄損」までには至っていないという見方が一般的。追加緩和への期待感は特に高まっていません。
注目は今回が公表する回(年4回)にあたっている日銀展望レポート(経済・物価情勢の展望)です。
2020年度の経済成長率見通しの状況などが注目されるところです。成長率見通しの小幅な引き上げは十分にありそうで、この場合追加緩和期待がさらに後退する形でドル円の下押し圧力、株高や景気回復期待でのリスク選好での上昇期待と二つの反応がありえます。やや下押しの圧力が優勢ではという印象ですが、限定的な影響にとどまる可能性も高いです。
MINKABU PRESS 山岡和雅
現状の金融政策の維持が見込まれており、会合結果自体の相場への影響は限定的と見られます。
15日に発表された日銀さくらレポート(地域経済報告)で、3地区が景気見通しを下方修正するなど、日本経済はやや冴えない状況となっていますが、日銀が声明などで懸念を示している「物価安定目標に向けたモメンタム棄損」までには至っていないという見方が一般的。追加緩和への期待感は特に高まっていません。
注目は今回が公表する回(年4回)にあたっている日銀展望レポート(経済・物価情勢の展望)です。
2020年度の経済成長率見通しの状況などが注目されるところです。成長率見通しの小幅な引き上げは十分にありそうで、この場合追加緩和期待がさらに後退する形でドル円の下押し圧力、株高や景気回復期待でのリスク選好での上昇期待と二つの反応がありえます。やや下押しの圧力が優勢ではという印象ですが、限定的な影響にとどまる可能性も高いです。
MINKABU PRESS 山岡和雅
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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