【買い】シップヘルスケア（3360）景気敏感株に利益確定売り相次ぐ、内需ディフェンシブ株選好で投資妙味高まる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

景気敏感株に利益確定売り相次ぐ、内需ディフェンシブ株選好で投資妙味高まる

業種：卸売業
時価総額：2562億円
PER：20.31倍
PBR： 2.42倍

　医療・保健・福祉・介護の4分野で医療機関とのパートナーシップを基本に事業を展開。主力となっているのは医療消耗品を販売するメディカルサプライ事業で売上の半分以上を構成。特に今後ますます高まる医療機関のニーズに応えるため、関連事業会社をM&Aするなどしてヘルスケア分野トータルでのサービス拡充を図っている。

ヘルスケアサービス事業を含め、5つの事業を展開しており、各事業において、既存の市場をさらに深耕し、旬に対応していくことで、収益改善や事業間のシナジー創出を狙う。
　業績面においては11/8に中間決算を発表、7-9月の四半期業績は前年同期比で売上高28.6％増収、経常利益は同2.1倍と好決算であった。事業連携の推進や大型プロジェクト案件が計画を上回って計上されたことが業績に寄与、営業利益率も改善している。

　株価は上記決算発表後には目立った動きは見られなかったものの、12月中旬より市場全体が足踏みに入るとディフェンシブ選好の流れをうけて上伸、5000円台を回復した。足元では5000円の値固めに腐心しているとみられる中、1/9に上ヒゲを伸ばして5170円の高値形成。次回2/7に第3Q決算発表を控える中、早晩のうちにこの上ヒゲを回収してさらに上値を伸ばすものとみる。