ブランディング Research Memo(11):成長投資を優先し、当面は無配を継続する見通し

配信元:フィスコ
投稿:2020/01/10 15:11
■株主還元

ブランディングテクノロジー<7067>は株主への利益還元の重要性については認識しており、収益力強化や経営基盤の安定化が進捗した段階では、株主に対する安定的かつ継続的な配当実施を検討していく方針だ。しかしながら、上場直後の現在は、上場企業としてのメリットを最大限に生かして成長を加速させるべく、事業モデルのブラッシュアップとそれに伴う人材増強などの成長投資を最優先に取り組む方針だ。したがって配当の実施についての具体的なスケジュールなどはまだない状況である。

前述のように、同社は“中小企業を対象にブランディング支援を行う初の上場企業”であり、その独自のポジショニングゆえに高い競争力と強みを有している。中小企業におけるブランディングの重要性は十分に浸透しているとは言い難く、それだけ同社の潜在成長性は高いと期待される。したがって同社が現状、成長投資を優先して無配とする経営判断は十分正当化でき、中長期の株主リターンの最大化にも寄与するものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)


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