東京株式(大引け)=181円安、薄商いのなか続落も大発会からは4000円上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/30 15:47
東京株式(大引け)=181円安、薄商いのなか続落も大発会からは4000円上昇  30日の東京株式市場は、薄商いのなか目先の利益確定売り圧力が優勢となり、日経平均株価は続落。後場に下げ幅を広げ安値引けとなった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比181円10銭安の2万3656円62銭と続落。東証1部の売買高概算は7億9662万株、売買代金概算は1兆4338億2000万円。値上がり銘柄数は542、対して値下がり銘柄数は1541、変わらずは78銘柄だった。

 2019年の大納会を迎えたきょうの東京市場は、手掛かり材料難のなか前週末に続き下値を探る展開。12月13日に開けたマドを埋めに行く格好で利益確定の動きが強まった。前週末の米国株市場はNYダウが小幅上昇したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は12営業日ぶりの反落となるなど上値の重さが意識され、東京市場もこれに追随する動きを強いられた。アジア株市場は高安まちまちだったが、外国為替市場でドル売り・円買いの動きが強まり輸出セクター中心に逆風となった。後場に入るとアルゴリズム売買による先物売りに引っ張られる形で日経平均は一段安となり、大引けは180円あまりの下落でこの日の安値で着地した。値下がり銘柄数は全体の約7割強に達した。なお、年間でみると日経平均は2年ぶりの上昇、大発会の始値との比較で4000円の上昇となっている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が下落、資生堂<4911.T>も売りに押された。ソニー<6758.T>が軟調、ファナック<6954.T>アドバンテスト<6857.T>なども値を下げた。レーザーテック<6920.T>が利食われ、安川電機<6506.T>も冴えない。アダストリア<2685.T>が大幅安、コロプラ<3668.T>エニグモ<3665.T>も売られた。新日本科学<2395.T>も安い。

 半面、任天堂<7974.T>がしっかり、ニトリホールディングス<9843.T>が買い優勢となった。パイプドHD<3919.T>が大商いで値上がり率トップに買われ、日本電子材料<6855.T>も値を飛ばした。パルコ<8251.T>も物色人気。さくらインターネット<3778.T>が買いを集めたほか、丸運<9067.T>も高い。アイフル<8515.T>が出来高を膨らませ堅調、ムゲンエステート<3299.T>力の源ホールディングス<3561.T>なども上昇した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
100000018
38,471.20
(15:15)
-761.60
(-1.94%)