東京株式(大引け)=47円安、見送りムード強く記録的な閑散商状

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/25 15:49
東京株式(大引け)=47円安、見送りムード強く記録的な閑散商状  25日の東京株式市場は記録的な薄商いのなか、買いが見送られ日経平均は弱含みで推移した。ただ、下値を売り込む動きもみられなかった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比47円71銭安の2万3782円87銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は7億7659万株、売買代金概算は1兆992億5000万円。値上がり銘柄数は469、対して値下がり銘柄数は1594、変わらずは97銘柄だった。

 きょうの東京市場は、目先高値警戒感がくすぶるなか、前日の米国株市場でNYダウが上昇一服となったこともあって利益確定の売りが優勢。政治経済面から株価に影響するようなニュースに乏しく、手掛かり材料難。株式需給面でもクリスマス休暇に伴い参戦する海外投資家が少なく、全般閑散商状が極まるなかで日経平均は小口の利益確定売りに軟調な展開を強いられた。ただ、先物を絡め売りを仕掛けるような動きもみられず、下値抵抗力も発揮した。売買代金は終日ベースで1兆円強と記録的な閑散商状。これは2012年12月12日以来、約7年ぶりの低水準だった。ボラティリティも低下し、日経平均の日中の値幅は41円強にとどまった。東証1部全体の7割以上の銘柄が下げ、業種別では33業種中、値上がりは医薬品のみだった。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984.T>も冴えない。小糸製作所<7276.T>が売られた。日本通信<9424.T>は商い活況も売りに押され、前場にストップ高に買われたボルテージ<3639.T>も後場に利食われ安くなった。石川製作所<6208.T>が急落したほか、千趣会<8165.T>しまむら<8227.T>なども大きく値を下げた。スギホールディングス<7649.T>も下値を探った。

 半面、任天堂<7974.T>ファーストリテイリング<9983.T>が堅調、レーザーテック<6920.T>も売り物をこなし上昇した。エーザイ<4523.T>も値を上げた。サムコ<6387.T>がストップ高で値上がり率トップに買われ、ストライク<6196.T>も値幅制限上限まで上値を伸ばした。ベネフィットジャパン<3934.T>が値を飛ばし、タツモ<6266.T>も物色人気。セレス<3696.T>、第一精工<6640.T>なども大きく水準を切り上げた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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