【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】
先週の米ドル/円は反発。週初108.655で寄り付いた米ドル/円は、108円台後半で保ち合い相場を続けましたが、12日に米中通商協議が大筋合意と報じられたことに加え、英国の総選挙における出口調査で与党が過半数を大幅に超える議席を獲得するとの予想が報じられたことで、リスク回避姿勢が和らぎ一時109.71まで上昇。その後は、米中通商協議の第一段合意についての報道が錯綜し、一時109.20まで値を下げ、109.35で引けました。
先週はFOMCやECB理事会、英総選挙、米中通商協議の第1段合意など今月12月の中でも最も注目されるイベントが目白押しでした。
FOMCにおいては、政策金利が据え置かれ、利下げなど今後の金融政策の変更は、ドットチャート(金利見通し)から当面おこなわれないと読み取れます。
ECB理事会は、ラガルド総裁が初の会合となり、初デビューとなる理事会後の記者会見では、「タカでもハトでも無く、フクロウを目指す」「来年から金融政策の包括的なレビューを始める」「レビューは2020年内に終えることを目指す」などと発言しています。
英国の総選挙においては、与党保守党が全議席数650議席のうち、過半数超の326議席を超える365議席獲得。一方、最大野党の労働党は203議席となりました。
今後の争点は1月末までのEU離脱となりますが、EUとの合意ができるかどうかに関心が集まります。
今週の主な経済指標は図の通りで、引き続き各国の経済の先行きに注目です。また、米中の第一段階の合意についても、トランプ大統領が言及する中国の500億ドル分の米農産物輸入など、中国側からは明確にしていない部分などもあり、引き続き、第一段階の詳細と両国の署名まで目が離せません。
先週はFOMCやECB理事会、英総選挙、米中通商協議の第1段合意など今月12月の中でも最も注目されるイベントが目白押しでした。
FOMCにおいては、政策金利が据え置かれ、利下げなど今後の金融政策の変更は、ドットチャート(金利見通し)から当面おこなわれないと読み取れます。
ECB理事会は、ラガルド総裁が初の会合となり、初デビューとなる理事会後の記者会見では、「タカでもハトでも無く、フクロウを目指す」「来年から金融政策の包括的なレビューを始める」「レビューは2020年内に終えることを目指す」などと発言しています。
英国の総選挙においては、与党保守党が全議席数650議席のうち、過半数超の326議席を超える365議席獲得。一方、最大野党の労働党は203議席となりました。
今後の争点は1月末までのEU離脱となりますが、EUとの合意ができるかどうかに関心が集まります。
今週の主な経済指標は図の通りで、引き続き各国の経済の先行きに注目です。また、米中の第一段階の合意についても、トランプ大統領が言及する中国の500億ドル分の米農産物輸入など、中国側からは明確にしていない部分などもあり、引き続き、第一段階の詳細と両国の署名まで目が離せません。