上値が抑えられているというよりも、押し目待ちに押し目なしの状況

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/16 12:17
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;24018.52;-4.58TOPIX;1740.77;+0.79

[後場の投資戦略]

 日経平均は小幅に下落とはなったが、先週末の大幅な上昇で24000円を回復した反動とみれば、予想以上に底堅い相場展開といったところであろう。出来高概算は5億6000万株と低水準であり。先週のメジャーSQ通過によって参加者が限られてきているとみられる。また、TOPIXバリュー指数が小幅に下落する一方で、TOPIXグロース指数はプラス圏で推移しており、薄商いの中でリバランス中心の流れといったところであろう。

 基本的には先週の大幅上昇の反動、また、日経平均の24000円処は昨年の高値水準でもあるため戻り待ちの売り圧力も意識されやすいところ。ただし、NEXT日経平均ダブルインバース・インデックス<1357>の売買が活況となるなど、ショートに傾いている需給面での下支えも意識されるところである。本日はIPOが3社あったが、いずれもコンセンサスを上回るなど、個人投資家のセンチメントも良好である。そのため、こう着とは言え上値の重さは意識されず、反対に底堅さが意識されやすく、押し目待ちの押し目なしといった状況であろう。
<AK>
配信元: フィスコ

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