ドル円、FOMC待ちか。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/12/11 09:54

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.54円で始まると、東京時間は、仲値の買いで108.66円まで上昇するが、その後はFOMCやECB等のイベントを控え、108.60円前後で小動き。ロンドン時間、欧州株の下落を受け、108.51円まで下押し。その後、「米中交渉担当者は米国が15日に予定している対中制裁関税第4弾の発動を見送る計画している」とのニュースで108.75円まで反発。NY時間、NYダウ平均の下落を受け、108.52円まで下押しとなるが、その後は、対中関税発動が先送りする期待から108.76円まで上昇し、108. 74円でクローズをむかえた。

ドル円、FOMC待ちか。

米中協議進展発言で上下する流れは継続。また、明日早朝のFOMCを控えた動きとなりそう。予想では、今回米利下げの可能性は低いといわれているが、ISM製造業景況指数が連続して、分岐点の50割れやインフレの鈍化など、10月声明「利下げが適切かどうかを評価する」ことになる。また、英総選挙・ECB・米対中追加関税発動など、イベントに要注意。
テクニカル的には、大きな変化はなく、日柄が経過。日足一目均衡表では、②遅行線が26期間前チャートに対し、「好転→解消→逆転」となり、トレンドがなく、揉み合い。このタイミングでは、ポジションを傾けにくい。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想