午前:債券サマリー 先物3日続落、10年債利回りが9カ月ぶりのゼロ%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/10 11:45
 10日午前の債券市場で、先物中心限月12月物が3日続落した。前日の米債券市場で4日ぶりに反発した流れを引き継いだ買いが先行し反発後、値を消す展開となった。軟調推移が続く中で、きょう実施される5年物国債の入札に対する警戒感から中期債を中心に売られ、長期債にも波及した。新発10年物債は、0.000%と約9カ月ぶりにマイナス圏を脱却するなど高水準となった。新発5年債は、0.020%上昇のマイナス0.085%と18年11月以来の水準に復帰した。

 午前11時の先物12月限の終値は前営業日比22銭安の152円04銭。出来高は1兆8267億円となった。現物債の利回りは、10年債が前営業日比0.010%上昇の0.000%、20年債が横ばいの0.295%だった。

出所:MINKABU PRESS
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