◎〔週間外為見通し〕年内最後のヤマ、週後半に焦点=みずほ証券・鈴木氏

配信元:時事通信社
投稿:2019/12/06 16:01
 鈴木健吾・みずほ証券チーフFXストラテジスト=来週は、米中貿易協議と英国の欧州連合(EU)離脱問題(ブレグジット)という、今年の金融市場を動かしてきた二つの要因に関して大きな方向が出てくる。ドル円相場は「年内最後のヤマ」と言え、来年序盤にかけてのリスク許容度もほぼ固まってくる可能性がある重要な週になるだろう。特に、材料が集中する週後半の動きが焦点だ。
 週間予想レンジは、ドル円が1ドル=108円20銭〜109円50銭、ユーロドルは1ユーロ=1.1050〜1.1150ドルとみている。
 米国の対中追加制裁関税の発動予定である今月15日まで残り10日を切ってもなお、好悪双方の話が出ているが、何らかの歩み寄りを図るというのがメインシナリオだろう。そうなれば、株高・金利上昇で、ドル円も110円を目指す方向へ動くのではないか。一方、もし決裂したときには株急落やリスク回避の円高・ドル安が想定される。貿易に与えるダメージも深刻で、世界経済全体に悪影響が及ぶ。
 英総選挙は保守党が勝利するとの観測が現時点で優勢で、そうなれば欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」は回避される。逆に労働党が勝てば、再度の国民投票などの可能性が出てくるが、この場合も市場はリスク回避とはならないだろう。「中途半端な結果」が最も混乱につながりそうで、嫌な展開だ。
 来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)の理事会も予定される。前者については米経済をどう捉えているかが重要だが、米中協議に比べれば相場への影響は限定的と思う。ECBはラガルド総裁が初めて登場するので言動やスタンスが注目されるが、驚くような内容はないとみられる。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
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