プレサンス Research Memo(2):2020年3月期は売上高2,000億円超え、10期連続増収増益を予想(2)

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/04 15:02
■要約

4. 成長戦略・トピック
プレサンスコーポレーション<3254>は、「ヤドカリのCM」で有名である。関西などでの知名度が高い一方で、同社の展開するマンションの品質や立地を伝えることには不十分な面もあった。このため、2019年(第1弾は1月開始、第2弾は8月開始)に開始されたコーポレートCMでは、女優の吹石一恵(ふきいしかずえ)さんを起用し、ブランド戦略を刷新した。CMでは都心立地の高品質なマンションでの利便性の高い暮らしを表現しており、特にファミリーマンション購入層への同社ブランドイメージの向上を目指す。

同社は、2019年4月にAIを活用した投資用不動産の総合サイト「プレサンスブライト」の稼働を開始し、不動産テックの活用により業績成長を加速する取り組みを始めた。ブライト会員数は、約半年を経過した9月末の段階で3,218人と、通期目標4,500人に向けて順調に進捗している。受注高では1,349百万円(第2四半期累計)であり、通期目標1,320百万円を第2四半期段階で超えた。特に中古物件サイト「ブライトヴィンテージ」は予想以上の活況である。「いいものを買いたい」「納得がいくまで比較したい」という志向の顧客ニーズを捉えたもので、当初の狙いどおりこれまでと異なる顧客層の開拓ツールとして期待が持てる。5年目の2024年3月期には会員数で75,000人、売上高で24,480百万円を計画する。なお、ブライトビジネスによる売上高は、現在の中期経営計画には含まれていないため、ブライトの成果が出れば、同社業績の上振れ要因になる。

5. 株主還元
同社は、株主への利益還元を重要な経営課題としている。「毎年、対前年比10%以上の営業利益成長による配当原資の拡大」、「配当性向を2023年3月期までに20%へ段階的に引き上げ」、「配当総額を前年比15%以上の増額」を経営目標としており、中期的な増配ペースの加速が期待できる。同社は過去ハイペースで増配をしてきた。10年前の2010年3月期の配当金は年6.25円だったが、2019年3月期には年40.50円と6.5倍に上げている。2020年3月期は、上期末26.00円配当を実施。通期では配当金52.00円(下期末26.00円)を予想しており、11.5円増配と増配ペースは加速している。配当性向も徐々に上がっており15.0%(前期は13.7%)を予想する。

■Key Points
・近畿圏は首都圏より新築マンションの平均価格が手頃で市場環境が良好。近畿圏、東海・中京圏で供給戸数No.1をキープ
・2020年3月期は売上高2,000億円超え、10期連続増収増益を予想。第2四半期終了時点で既に年間売上計画の95.4%分を確保済
・ブライトビジネス(不動産テック)が上々の滑り出し。業界屈指の高い生産性
・「利益成長」と「配当性向引き上げ」の掛け算による高い増配ペースが魅力。2020年3月期は前期比11.5円増配の52.00円を予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


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配信元: フィスコ

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