反発、米製油所稼働率が上向き原油在庫の増加を抑制=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/21 05:52
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=57.01(+1.66 +3.00%)
  
 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.66~1.90ドル高。その他の限月は0.63~1.62ドル高。
 
 米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が市場予想並みに増加し、米石油協会(API)の発表ほど増えなかったことが好感された。ロシアのプーチン大統領が石油輸出国機構(OPEC)と生産規模の抑制で協力していくと繰り返したことや、米国の空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群がホルムズ海峡を通過し、ペルシャ湾に入っていることも相場を支えた。

 ただ、第1段階の米中通商合意が年内に成立しない可能性があるとホワイトハウスの関係筋などから伝わったことは懸念要因。

 時間外取引で1月限は54.85ドルまで下落。ただ、マイナス圏での推移は一時的で、通常取引開始後は買いが強まり57.37ドルまで上げた。

MINKABU PRESS

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