ドル円は108.50円水準を再び割り込む 明日のFOMC議事録は注目か=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/20 01:04
 ドル円はNY時間に入って戻り売りに押されており、108.50円水準を再び割り込んでいる。米国債利回りが依然として下げ止まらずドル円も連れ安となっているようだ。きょうは米株も利益確定売りに押されていることも圧迫している模様。

 きょうは東京時間に108.50円を一時割り込んだものの、その水準では本邦勢中心に押し目買いも入るようで、108.80円付近まで買い戻されていた。ただ、本日の21日線は108.75円付近に来ているが、上値が重くなって来ている模様。

 前日はトランプ大統領とパウエルFRB議長が会談を行い、トランプ大統領は議長に対して、金利を他国水準まで引き下げ、さらにドル安に誘導するよう議長に要請したようだ。しかし、議長は経済指標次第との姿勢を堅持していた模様。

 FRBが追加利下げを一旦停止し、様子見姿勢を決め込んでいる中で、短期的に利回りやドルの下げが加速すると見ている向きは少ない。いずれ上昇に転じると見る向きが多いようだが、何らかのきっかけが欲しいとの声も聞かれる。その意味では明日のFOMC議事録は注目されるのかもしれない。

USD/JPY 108.49

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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