バイアコムが決算受け上昇 ケーブルTV安定化の兆候示す=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/15 00:20
 メディア大手のバイアコムが上昇。7-9月期決算を発表しており、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。メディア部門は広告とアフィリエイトの売上げが伸びた。MTVやニコロデオンなど国内のケーブルTVが安定しており順調に推移している兆候を示している。

 また、映画部門は「クロール」と「ドラと失われた金の都」が寄与し、パラマウントピクチャーズは黒字を計上した。「ゴッドファーザー」を作った映画制作会社も、2015年以来初の利益を計上している。

 同社は独自に動画配信サービスを行うではなく、番組や映画を既存のプロバイダーに提供する方針を選択している。今四半期はHBO Maxに「サウスパーク」を提供し、ニコロデオンがネットフリックスの番組や映画を製作する契約を結んでいる。

(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.79ドル(予想:0.76ドル)
・売上高:34.3億ドル(予想:34.3億ドル)
  映画:8.51億ドル(予想:8.94億ドル)
  メディアネットワーク:26.1億ドル(予想:25.7億ドル)

(NY時間10:08)
バイアコム 22.62(+0.57 +2.59%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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