株安が調整さそう=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/14 15:10
 ドル円は108円台後半での推移。前場引け後日経平均先物の下げが強まり、後場の日経平均が一時250円安を付けるなど、株安の動きが広がる中で、ドル円も昨日の安値を割り込み、今月5日以来の安値となる108円63銭を付ける動きが見られた。民主化デモの過激化懸念などから香港ハンセン指数が今日も大きく下げ、一時1%を超える下げとなったことも株安円高の動きに寄与。
 その後は日経平均が100ポイント以上戻し、香港株の下げも落ち着く中で、ドル円は少し値を戻し108円70銭台での推移となった。

 ユーロドルは1.1010近辺での動きから対円でのユーロ売りに1.10割れを付ける動き。リスク警戒感が円全面高を誘い、ユーロ円は119円80銭台から119円50銭台に。
 
 豪ドルは、9時半の雇用統計の弱さを受けて一気に値を落とし、その後も売りが続く展開。10月の豪雇用統計は、雇用者数が予想に反してマイナス。内訳を見ると、正規雇用、非正規雇用がともにマイナス圏と厳しい数字。失業率が予想外に悪化、労働参加率が低下と、かなり厳しい結果に。豪ドルは0.6840近辺から0.6800台まで下げた後、その後も続く豪ドル売りに0.68割れ。11時の中国小売売上高、鉱工業生産の弱い数字も豪ドル売りを誘った。

MINKABU PRESS 山岡

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