株安が重石、米債利回りの低下もあり、ドル安円高強まる=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/13 21:50
 ロンドン市場でドル円は108円80銭台まで値を落とす展開に。序盤は東京昼前からの堅調地合いが継続し、109円15銭近辺と今日の高値を付ける動きとなったが、その後は一転してドル安円高が優勢に。下げて始まった欧州株式市場が、その後下げ幅を拡大したこと、米10年債利回りが1.86%台を付けるなど低下(債券価格上昇)が目立つ展開となり、市場全体にリスク回避ムードが広がったことなどが重石に。 
 ドル円は東京午前の安値近辺まで値を落とした後、少し戻したが109円を回復しきれず、その後再び売りが強まり下げ幅を拡大。108円80銭近辺を付ける動きとなっている。
 ロンドン市場朝方に120円18銭近辺を付けていたユーロ円が119円80銭近辺を付けるなど、円はほぼ全面高で、リスク回避の円買いが強まる展開に。

 東京午前のNZ中銀金融政策理事会で、大方の予想に反して金利を据え置き、69円ちょうど近辺から69円90銭台まで上昇した後、69円台後半でもみ合いとなったNZドル円は、69円台半ば近辺まで値を落とす展開に。対ドルでは0.6380台の高値圏推移が続いており、円全面高基調を受けての動き。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

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