決算発表で売られるも下げ幅限定的、出直り基調継続で再び上値指向強める
業種:化学
時価総額:491億円
PER:21.11倍
PBR: 0.64倍
酸化チタンの最大手で機能材料などの無機化学事業と自社開発農薬を中心とする有機化学事業で世界展開もしている化学品メーカー。機能材料は連結子会社の富士チタン工業で宮崎県延岡工場を竣工し生産増強。四日市工場の環境対応も2022年を目途に進めている。
業績面においては8/9に中間決算発表を行い、売上高は前期比でほぼ変わらずだったが経常利益は同63.4%減と大きく落ち込んだ。これに伴い業績予想の修正をあわせて発表し、上期は期初計画に対して経常利益は上振れたものの通期計画は43.2%減の46億円に大幅下方修正している。主力の酸化チタンなど無機化学事業が特に海外で不振となっていることを主因としているが、足元では電子部品向けの需要回復が期待できることから業績底入れを想定した見直し買いも入りやすいとみる。
株価は上記の中間決算および下方修正発表が既存株主の嫌気売りを誘ったが、すぐさま押し目買いが入り反発。戻り売りをこなしつつ中長期目線の投資家が押し目買いに動いたとみられる。下げ幅にしても限定的で200日移動平均線をキープしており、仕切り直しから再び上昇トレンドに回帰するものとみる。
時価総額:491億円
PER:21.11倍
PBR: 0.64倍
酸化チタンの最大手で機能材料などの無機化学事業と自社開発農薬を中心とする有機化学事業で世界展開もしている化学品メーカー。機能材料は連結子会社の富士チタン工業で宮崎県延岡工場を竣工し生産増強。四日市工場の環境対応も2022年を目途に進めている。
業績面においては8/9に中間決算発表を行い、売上高は前期比でほぼ変わらずだったが経常利益は同63.4%減と大きく落ち込んだ。これに伴い業績予想の修正をあわせて発表し、上期は期初計画に対して経常利益は上振れたものの通期計画は43.2%減の46億円に大幅下方修正している。主力の酸化チタンなど無機化学事業が特に海外で不振となっていることを主因としているが、足元では電子部品向けの需要回復が期待できることから業績底入れを想定した見直し買いも入りやすいとみる。
株価は上記の中間決算および下方修正発表が既存株主の嫌気売りを誘ったが、すぐさま押し目買いが入り反発。戻り売りをこなしつつ中長期目線の投資家が押し目買いに動いたとみられる。下げ幅にしても限定的で200日移動平均線をキープしており、仕切り直しから再び上昇トレンドに回帰するものとみる。