東京為替:ドル・円は軟調、香港デモの米中関係への影響に警戒

配信元:フィスコ
投稿:2019/11/11 12:16
11日午前の東京市場でドル・円は軟調。激化する香港デモの米中貿易協議への影響を警戒した円買いが強まり、109円付近に値を下げた。米中貿易協議は両国の関税撤廃をめぐる議論への思惑が交錯しており、リスクオンのムードは後退。また、香港デモが激化し、両国関係の悪化につながるとの観測から株価指数が弱含み、ドル売り・円買いを誘発。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。また、今晩の米債券市場の休場で株価が注目されるなか、米ダウ先物の下落がドルを下押ししているもよう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円01銭から109円26銭、ユーロ・円は120円16銭から120円42銭、ユーロ・ドルは1.1017ドルから1.1025ドルで推移した。

【要人発言】

・日銀金融政策決定会合・主な意見(10月30-31日開催分)

「物価目標へのモメンタム、損なわれる恐れは相応にある」



【経済指標】

・日・9月機械受注:前月比-2.9%(予想:+0.9%、8月:-2.4%)

・日・9月経常収支:+1兆6129億円(予想:+1兆7100億円、8月:+2兆1577億円)

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配信元: フィスコ