8日のドル・円相場は、東京市場では109円41銭から109円15銭まで下落。欧米市場でドルは一時109円48銭まで買われたが、109円08銭まで反落し、109円24銭で取引を終えた。
本日11日のドル・円は主に109円台前半で推移する見込み。米中通商協議の進展に対する市場の期待は残されており、リスク回避のドル売り・円買いは抑制される可能性がある。
報道によると、トランプ米大統領は9日、「中国との通商協議はとてもうまく進んでいる」と述べたものの、「米国にとって適切な内容である場合のみ合意を受け入れる」との考えを示した。8日には、「中国は関税撤廃を望んでいる、私はまだなにも合意していない」、「中国は通商合意の成立を私が望んでいる以上に望んでいる、現状に満足している」との見方を伝えている。輸入関税の撤回についてトランプ大統領は「何も合意していない」と語っているが、12月15日の追加関税の発動は回避される可能性が高いとの見方が広がっている。
市場関係者の間からは「米中通商協議は第3段階まで想定されており、協議は2020年後半まで続く可能性がある」との声が聞かれている。ある市場関係者は「通商協議の第1段階の合意に関する署名手続きは12月中に行なわれるとしても、その時点で第2段階以降の通商協議や関税撤回について具体的な計画が提示されない場合、株安・円高の相場展開となる可能性がある」と指摘している。 <CS>
本日11日のドル・円は主に109円台前半で推移する見込み。米中通商協議の進展に対する市場の期待は残されており、リスク回避のドル売り・円買いは抑制される可能性がある。
報道によると、トランプ米大統領は9日、「中国との通商協議はとてもうまく進んでいる」と述べたものの、「米国にとって適切な内容である場合のみ合意を受け入れる」との考えを示した。8日には、「中国は関税撤廃を望んでいる、私はまだなにも合意していない」、「中国は通商合意の成立を私が望んでいる以上に望んでいる、現状に満足している」との見方を伝えている。輸入関税の撤回についてトランプ大統領は「何も合意していない」と語っているが、12月15日の追加関税の発動は回避される可能性が高いとの見方が広がっている。
市場関係者の間からは「米中通商協議は第3段階まで想定されており、協議は2020年後半まで続く可能性がある」との声が聞かれている。ある市場関係者は「通商協議の第1段階の合意に関する署名手続きは12月中に行なわれるとしても、その時点で第2段階以降の通商協議や関税撤回について具体的な計画が提示されない場合、株安・円高の相場展開となる可能性がある」と指摘している。 <CS>
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